覆面作家企画4 Eブロックの01を読んでみる。

 少し時間があったので、参加作品を手当たり次第に読もうと思っていたのですが、最初に読んだこの1作に、すっかり出鼻をくじかれてしまいました。

 Eブロックの01「コロンナ33遅き午餐」に、かなりほれぼれです。上手だなあ。すごいなあ。なんだか、ため息しかでませんよ。しまいには、よせばいいのに自分の作品を読み返してみたりして、ああ、全然かなわないとがっくり。

 とにもかくにも、こういう素敵な作品に出合うと、しばらくほかの作品に触れたくないというか、作品の余韻に少しでも長く浸っていたいというか、まあ一種の恍惚状態になってしまうのです。早くもやり遂げた満足感。とにかくそんなわけで、今日はこの1作でおしまいです。

 ほかの作品をまるで読んでいないのに、こう言うのもなんですが、これは麻生様の作品かなと推測。まあ、印象だけで決めてますので、今後ころりと変わるかもしれませんが。

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覆面作家企画4の意気込み

意気込んでみました。

■作者名
 うひょ

■サイト名&アドレス
 UN ART-FICIAL STORIES
 http://homepage3.nifty.com/oresamas_room/

■参加ブロック
 Gブロックです。

■自己紹介、プロフィールページはありますか?
 ごめんなさい、ありません。

■好きなWEB作家さん&WEB小説作品はありますか?
 最近はあまり読んでいないですね。
 WEB小説からちょっと距離を置いていましたので。
 ここで愛を叫ぶのも恥ずかしいので、省略。

■好きな作家さん&作品を教えてください。
 エンデとかトールキンとかG・マクドナルドとかムアコックとか、あるいは、ヴェルヌとかバロウズとかアシモフとかクラークとかディックとか、ブラッドレイとかが好きです。
 ドストエフスキーとかトルストイとかチェーホフとかバルザックとかゾラとかも好きです。
 イタロ・カルヴィーノも好きですね。
 横文字ばかりだと寂しいので、漱石や梶井基次郎や井伏鱒二も好きです。
 あとなんかいろいろ好きですが、あんまり最近の本は読んでません。
 好きな作品となると、絞るのが難しいですね。でも、あえてひとつといえば「ドン・キホーテ」でしょうか。  

■最近読んだ本の中で、オススメの1冊と言えば何ですか?
 なにかあった気がしますが、最近、内容が頭に残らないんですよね。読むだけ無駄な気がしています。
 読みなおして、やっぱり面白いと思ったのはエルリックとコナンのシリーズで、今では古典な雰囲気ですがお勧めです。古典といえば、ジョージ・マクドナルドもお勧めです。
 さらに読みなおしたシリーズでいうと、カズオ・イシグロも面白いですね。
 初読ではフラナリー・オコナーの短編集は結構強烈でした。私自身、今まで避けてきたのですが、未読の方は一度触れてみるのもいいのかな、と思います。
 そういえば、シュタイナーの「晩夏」も読みました。なぜこれがつまらないという評価なのかわからない。いや、わかるけど認めたくありません。だって、おもしろかったんですもの。ただ、世間の評価からすると、決してお勧めはできません。

■作家以外の趣味はなんですか?
 読書と子育てとテーブルトークと食べ歩きと温泉。基本アナログ派。最近運動してないなあ。バトミントンとバスケが趣味でした。むかしは。

■今まで、覆面作家企画に参加されたことはありますか?
 第1回と第3回の夏に参加しました。なお、参加作品は企画サイトのみの掲載となっています。

■前回参加時、あなたの作品はどなたの作品だと間違われましたか?
 それが結構、みなさん当てるんですよ。感覚的には7割くらい当てられていました。すごいな探偵諸氏、と思ったものです。
 間違われた方は、麻生さん、立田さん、歩く猫さんなどの作品だと思われたようです。光栄です。

■前回参加時、あなたは誰の作品の作者と間違われましたか?
 上と同じく、麻生さんとか歩く猫さんとか。
 似ているのでしょうか? 間違われて嬉しかったものです。

■前回と同じブロックだった作者さん、今回もいますか?
 立田さんとみずきあかねさんとは、前回(夏)も今回も同じブロックです。勝手に喜んでます。
 ほかにも前回同じブロックだった方として、麻生さん、並木空さん、歩く猫さん、良崎歓さん、鈴子さん、盲管銃創さんなどのお名前がありますね。皆様の御活躍がなぜかまぶしい2009年夏。今年もお世話になります。

■この作品を書くのに、どのくらい時間がかかりましたか?
 構想から含めると1か月くらいでしょうか。少し書きだして、放置して、また書いてといった感じで。実質は1週間くらいです。期限二日前になって、ようやく全体の推敲が可能という、ギリギリの状態でした。本当はもう1週間はかけて全体の構成を見直したかったのですが、時間がなくて……。まあ、いつもそんな感じです。

■推理をかわすための作戦は?
 特に作戦はありません。とても素の状態だと思います。

■ズバリ言って、今回、あなたの作品を推理するのは簡単ですか?
 簡単だと思います。昨年、バシバシと当てられましたので。

■この企画のために書いた作品、他にもありましたか?
 構想段階ではほかに二作ありました。人生を振り返って自分の選ばなかったもう一方の道に思いを馳せる物語と、「パスファインダー」と呼ばれる、多重世界を知覚できる超能力者の物語です。どちらも構想のみで執筆には至りませんでした。

■その作品を提出しなかった理由は?
 構想のみで終えた理由とするなら、時間がなかったためです。もし時間があったならば、どちらかは書きあげて、覆面作家企画4のボツ作品として、サイトに掲載しようかとは思っていました。最初からボツ作品にしようと決めているのも変なはなしですが。

■あなたが最近、良く書いている作品のジャンルは何ですか?
 書きたいと思うものはファンタジーやSFなんですが、なかなか書けないですね。
 サイト掲載の「ゲーマーズ」の続きも書きたいし、「月光」を書き直したいし、「ねじ巻きカプリス」を書き直したいし、と書き直したい作品もファンタジーやSFですね。基本、そういう本を読んで育ってきてますので。
 あと、童話とか児童文学にすごく興味がありますね。そういえば最近、「お父さんの冒険」という、児童文学もどきを書きました(サイト未掲載)。いや、もどきなんですが。

■この企画への参加作品以外で、一番最近書いた作品は?
 サイト掲載の作品でしたら、短編の「夏休みの終わり」になると思います。もしかすると長編の「ゲーマーズ」が最も最近であったかもしれません。

■その作品は、推理のための重要なヒントになりますか?
 どうでしょう? そんなこともないような……。

■参加者さん&読者さんに一言。
 この楽しいお祭りを一緒に盛り上げていきたいですね。よろしくお願いします。

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覆面作家企画4の作品公開にわくわくしています。

 はじめまして。
 または、お久しぶりでございます。
 覆面作家企画4に参加したい一心で、サイト凍結の誓いを破った、うひょでございます。

 どちらかというと、数ある企画の中でもお祭り感たっぷりのこの覆面作家企画。大勢の方と一緒に、わいわいと楽しみたいものですが、そんな期待を裏切らないのが素晴らしいところ。4度目になる今年も大盛況のようでして、7つに分けられたブロックに、なんと84もの作品が名を連ねています。ずらっと並んだリストを眺めているだけで、ときめいてしまいますね。
 企画運営のネジ子様に感謝です。

 さて、いつも楽しみにしている覆面作家企画ではありますが、わたくしはといいますと、例年、推理までは至らないというふがいなさ。ここで奮起し、今年こそはといいたいところですが、まずは各ブロックのつまみ食いから初めまして、全作品の完全読破を目標に。さらに可能ならば、ちょぼちょぼと感想を書いてみたいな、などと思っています。えー、その上で、万が一にも可能ならば、推理のまねごとなどをしてみようかなと、今のところはそんな感じでございます。

 ちなみにわたしは一番下のGブロックに参加中。サジッタ様と御一緒だとはしゃいでみたり、立田様のお名前に驚いてみたりのGブロックです。
 ほかのブロックをざっと見渡してみましても、結構、見知ったお名前がありまして、あの方はいったいどんな作品を書いたのだろうかとか、さてどんな傾向の作品を書かれる方だったろうかとか、あの方が書いたのならきっとこんな作品なのだろうとか、じっとお名前を拝見しているだけで、なんだか楽しめてしまいます。

 とはいえ、眺めていても仕方ありません。まずは、麻生様と林様のいらっしゃるEブロックにでもお邪魔しましょう、と意気込んでみたところで、今日はおしまい。続きはまた明日の楽しみなのであります。

 そうそう。探偵の皆様に一言。
 あまり探偵活動に寄与していないわたしがいうのもなんですが、皆様の御活躍がこの企画をますます楽しいものにしてくださいます。どうかその力の限りを尽くして、がんばってくださいませ。

 ではでは。

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パソコン修理中

執筆用に使っていたノートパソコンが壊れてしまいました。
書斎として使っている部屋にはデスクトップもあるのですが、長時間子どもから目を離したくないもので、書斎に引きこもることにはちょっと消極なのです。

現在公開している作品を今後も引き続き公開しようと決めた後では、今まで以上に、自分の作品のつたなさが気になってしかたありません。
なんといいますか、作品たちが恨めしい目でわたしを見ているのですね。
「あなたのせいで、わたしたちは恥をかき続けています」と。

これまでも、そうした恨みの言葉は聞こえていましたが、それでも、作者たるわたしがずっと側にいたわけで、なにかと目をかけてあげることもできましたし、少なくとも一緒に恥ずかしい思いをしてあげることはできたのですが、今後はそういうわけにもいかないのです。

そんなわけで、少しでも彼らの恥を取り除いてあげたいと、小さな修正を重ねていたのですが、執筆用パソコンの不調によって、その作業も少しお休みをしなくてはなりません。

ほらまた、我が子たちが恨めしい目で見ています。
「あなたのせいで、ぼくたちは、こんなにも恥ずかしい思いをしていますよ」

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改稿いたしました。

月の言葉」と「小さなアリ大きなわたし」を改稿いたしました。

どちらも、なんとなくぼやかしていた部分を、少しはっきりと言葉にしたという感じ。もともと、色々と想像してもらいたくて、核心に近いところをごまかしてしまう癖があるのです。それがいいか悪いかは別として、まあ、そんなところを意識して直してみました。読みやすくはなったと思います。

ずっと気になっていて、手を入れてない作品もあります。大幅な手直しは考えていませんが、これからも、ちょくちょく直していこうと思っています。

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サイト閉鎖→凍結について。

 こんばんは。ある朝思い立って、こんなくだらないサイトは早々にに閉鎖してしまうぞと息巻いてみたものの、麻生様のお言葉にあっさりと懐柔され、サイト凍結を決意いたしました、優柔不断なうひょでございます。

 まずはご報告。
 当初閉鎖を予定しておりましたが、予定は未定。
 「UN ART-FICIAL STORIES」は12月25日をもって凍結することに決定しました。

 そんなわけで、「サイト閉鎖」改め「サイト凍結」なわけですが、そもそもなぜ「閉鎖」などを思い立ったかというと、実はその辺りの思考の筋道が自分でも容易に再現できないのです。ただとにかく、自分の作品に思いを馳せたときに「これじゃいかん!」という憤りがおきてきまして、その怒りのはけ口がサイト閉鎖という形で具体化したのです。俗なイメージで恐縮ですが、陶芸家が気に入らない作品をガチャーンとするあれをやってみたかったという、つまるところは、ただそれだけなのかもしれません。

 とはいえ、そうして破棄対象として目をつけた作品であっても、好きといっていただける方がおりますと、やはり壊してしまうのは忍びないもの。結局のところ、ろくな作品が書けない原因は自分にあるのであって、生まれてきた作品に罪はないといいますか、そんな欠陥だらけの作品たちにも、作者としてはやはり愛情を感じているところなのです。サイトのサブタイトルにもありますが、アイノナイワケジャナイ、ってことなのです。もっとも、ここで心を鬼にして、一息にガチャーンとやれるくらいの厳しさがないと、物書きとして大成はできないのかもしれませんが、それもまあ、わたしらしいということで自分納得してしまいました。

 話は変わりますが、わたしの書いた作品の中に、「香港造花」ってのがありまして、実はこの作品などは、わたしのいいわけを作品化したものなんです。小説のふりをした小説もどきを書き散らかしてごめんなさい。でも、そんな「もどき」でも少しは楽しめますよね、なんていう。初めて小説を書き始めたときから、この「香港造花」のイメージが頭にありましたので、とにかく不完全な作品を公開しているのだという後ろめたさは、ずっと背負っていました。

 ただ、そんな不完全な作品の中でも、それなりに納得のできるものもあります。「雪の山の熊と人」などは、構造的な欠陥を意識しながらも、終始、思ったとおりに書くことのできた、ほとんど唯一の作品です。欠陥も含めて、思い通りにできた作品なので、この作品などはとても愛おしいですね。どんな批判を受けても、その批判すらも嬉しいといいますか、そんなダメなところも含めてこの作品なんですなんて、そう胸を張って答えることができてしまうくらい。アマチュアの作品なのですから、多少の欠点があってもいいと思うのです。ただ、自分で納得さえできれば、わたしは満足できるのでしょう。

 サイトを凍結してどうするんだ、ということですが、とりあえずなにかを書いて日々を過ごそうと思っております。ただ、今の延長ではなく、新しい形で創作ができるように、とにもかくにも、小説を書くということを、もう一度見つめ直したいですね。で、そのためにも、まず自分を見つめ直し、自分と世界の関わりを見つめ直したい。要するに、小説を書く以前の土台をしっかりと固めて、一から出直そうと思うのです。

 なにも趣味で書いているのだからそんなに力まないでも、と思われる方もいらっしゃいますでしょうし、自分でもそう思います。でも、そうしないと気がすまないのですから、そこまでがわたしの趣味の範疇ということで、適当な妥協点が見つかるまでは、ここはもう、もがいてみるしかありません。

 小説は書き続けます。だから、いつかどこかで、皆さまと再会することもあるでしょう。身勝手は承知ですが、またお会いできれば幸いとも思っております。そんなわけで、突然の凍結をお詫びすると同時に、このような「ひなびた」サイトに通っていただけました読者さまには、たっぷりの感謝を申し上げたいと思うのです。

 ごめんなさい。

 ありがとう。

 そして、さよならよりもきっぱりと、じゃあね、じゃあね。

 なんて。

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ゲーマーズ第2話 初稿

 ゲーマーズ第2話の初稿の抜粋です。
 興味ある方は、比べてみてください。
 てか、かなり変わってますね。事件の流れは一緒ですが、異世界の設定は別物です。

 なお、この初稿は、2007年9月の執筆でした。
 当初は一話30枚程度で展開しようとしていたので、今よりもスピーディーです。

 テキ……シュウ?
 その意味は、とっさに理解できるものではなかった。
 地震かと思った地響きは、ますます唸りを増し、叫び声と、息づかいと、金属のこすれあう音がそこに混じった。右手の方に、いくつもの明かりが揺らめいているのがみえる。それが、近づいていた。
 ビュオッ。
 空気を裂く音がした。と、足下に矢がピンと突き刺さり、獲物を逃した無念さにブルブルと身を震わせていた。同時にいくつかの悲鳴が夜気をつんざいた。
 それが戦闘の始まりであった。
 重たい鉄の塊のぶつかり合う音がして、意味を成さない叫び声が嵐のように渦巻いた。
「怯むな! 勇者をおまもりするのだ!」
 ヨムラの声が闇に響く。
 進はアタとシーザに促されるままに走り、ストーンサークルのある低い丘を降りた。石を踏み、自分が靴を履いていないことに気がついた。
「止まってはいけません!」
 未だ進の腕を持っていた方の戦士――アタが叫んだ。
「足がっ」
 進は情けない声をあげた。足の裏がジクジクと痛んだ。血が出ているに違いなかった。
 雄叫びと悲鳴と馬のいななきが混じりあっていた。気がつけば、遠くにあった光は、ついぞ先ほどまで自分たちのいた辺りにまで侵入していた。そしてそれは、しばらくまごまごとストーンサークルの周囲をうろついた後で、確実にこちらへと迫っていた。
「こっちだ! いたぞ!」
 不吉な声が響いた。 
「くそっ! 見つかったか!」
 シーザが唸り、立ち止まった。
「ここはオレが引き受けた。先に行け!」
 そういってスラリと腰の剣を抜く。その身長に合わせて短いそれは、どこかオモチャの剣のようであった。チラリと振り返った進の目に、雄叫びをあげて剣を構える姿が見えた。
 いつしか空気には、血の臭いがただよっていた。

(中略)

 森を出れば正面に、太陽の光を背景に黒く石柱が浮かび上がっていた。何ごともなく、昨夜の場所に戻ることができたようである。ひとまず胸をなで下ろす進。だが、そこに待っていたのは、痛ましい現実であった。
 引き倒されたテントや荷車からは燻る煙が上がっていた。焦げた臭いが鼻を刺す。そして、血とすえた肉の匂い。
 進らが近づくと、バッと死肉をあさっていた鳥たちが空に舞った。近くの梢に止まり、物欲しそうに下を見つめている。
 そこには、パックリと腹を割かれた死体が、虚ろに空を見つめていた。それだけではない。あたりには、いくつもの死体が無造作に投げ出されている。武器を持っている死体ばかりではない。怯えたように丸まったままの子どもの死体もあった。その子を抱く母親もまた冷たい死体となっている。
 それら死体は、ほとんどが《狗頭人(ノムルティ)》のものであったが、武装した《蜥蜴人(レプラティ)》の死体もいくつかあった。昨夜はその姿を確認することもできなかったが、黒光りする鱗で全身を覆われ、顔はカマキリを思わせるものだった。
 進はその場にうずくまり吐いた。昨夜から何も食べていないおかげで、吐瀉物は少ない。
 アタは野営の跡地を走り回り、生存者がいないか確認をしていた。
「いきましょう」
 やがて進の元にやってきたアタは短くいった。
「行くって……どこへ?」
「皆がやられたわけではありません。遺体はざっと二十ほど。後は捕まったか、あるいは逃げ落ちたのでしょう。無事な者がいれば、こんなときのための集合場所が決めてあります。さあ、行きましょう」
 アタが進の手をとって引き上げた。
「やだよ。行きたくないよ!」
 進はその手を振り払って叫んだ。
「帰してくれ。オレのもとの世界に。こんなところ、もうたくさんだ。好きなだけ勝手に殺し合えばいいじゃないか。オレには関係ないんだ。こんなとこに、いたくないよ!」
「わたしには、あなたを元の世界に戻す力はありません。その術を知るのは長のみです。ここには長の遺体はありませんでした。長に会いにいかなければなりません。どうか、いましばらくのご辛抱を」
 アタは頭を下げた。
 アタは歩き始め、進は無言でその後に続いた。進たちが距離を取るとすぐに、鳥たちが饗宴の舞台へと舞い降りる。
「みんなを、あのままにしておいていいの?」
 進はいった。
「弔いの暇はありません。神託を受けた日より、我ら一同、屍をさらす覚悟はできています」
 アタの声に苦渋の色が混じっていた。
「再び森を行きましょう。街道は危険です。急げば日が沈む前にたどり着くことができるでしょう」

 

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ゲーマーズ第2話掲載です。

前回の第一話掲載から、およそ1か月。
わたし的には、驚くようなスピードでの連載です。

そんなわけで、「第2話 夢みた異世界」を掲載しました。

主人公が、ようやっと異世界へと到着です。
なんとも展開の遅い物語ですが、このまったりとしたリズムがわたしの好みのようだと最近気がつきました。なので、これは仕様です。苦情は受け付けません。
そんなわけで、異世界召喚なファンタジーな割になんとも地味な物語ですが、お気に召していただければ幸いです。

ではでは。

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挿絵追加しました。

さっそく、「ゲーマーズ」の第一話に挿絵を追加してみました。
こんな絵も追加しています。

こちらではフルサイズでお楽しみいただけます。
Gamers_4

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ゲーマーズ挿絵その1

 サイトに掲載している小説に、挿絵があったらいいなあと、ずっと思っていたわけですが、ついに、睡眠時間を削りながら、何枚かの挿絵を完成させましたので、お披露目です。
 いずれも、「ゲーマーズ 第一話」の挿絵です。

 まずは、主人公の渉君。
Wataru_3

 そして、渉君のゲームキャラ「アストレイ」です。
Astray

 こんな感じ。後は、これをどうやって載せようかと考え中です。
 ではでは。

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