オンライン小説感想

楠瑞稀様作「天国から戻ってきた男」感想

タイトル:天国から戻ってきた男
作品リンク:http://skylibrary.hp.infoseek.co.jp/short/return.htm
作者:楠 瑞稀
サイト:飛空図書館
サイトリンク:http://skylibrary.hp.infoseek.co.jp/index.htm

 時間遡航もの又は未来人の歴史介入もの(?)SF短編。
 複雑な仕掛けも特になく、頭を空っぽにして面白く読めた。ただ、物語を読みすすめるうちに、いつしかわたしの感心が天国に迷い込んだ男よりも未来世界の行く末にシフトしてしまっていたため、この結末にはどことなく肩すかしの感もある。ここで信仰心が生まれても、未来に役立たないのならどうしょうもないよなあ、と思ってしまうのだ。
 楠様の短編はどれも、肩の力を抜いてその仕掛けを楽しむことの出来る粒揃いばかりである。次の作品も楽しみ。 

お気に入り度:★★★☆☆(3/5)
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「オンライン小説感想」カテゴリーの説明

 オンライン小説感想のカテゴリーについての説明

1.このカテゴリーにはどのようなことが書かれているのか
 このカテゴリーには、わたしが読んだオンライン小説について、その感想が記録されています。

2.「お気に入り度」とはなにか
 わたしがその作品をどの程度気に入ったかです。もちろん、絶対的な評価などではありません。素晴らしい作品であっても、わたしの嗜好に合わないというだけで、低い評価がつけられることもあるものです。
 この評価は感覚的なものであり、ほぼ直感に依存しています。その作品をどの程度気に入ったかを、ぼんやりと考え、わたしの好みに完全に一致していたなら★5つ、逆にわたしの苦手な作風であれば少ない数の★として評価しています。

3.感想はどのようにして書かれているのか
 感想はもっぱら初読の印象によって書かれています。
 作品を一読した後で、最初に「お気に入り度」の★の数をイメージします。つぎに、どうしてそのような評価になったのかを考え、思いついた理由を記します。自分でも上手く整理のできない、もやもやした印象を言葉にしようとしていますので、見当違いの感想となっているものもあると自覚しています。

4.批評とは違うのか
 ある作品に対する、わたしの好き嫌いについて書かれたものにすぎませんので、批評とはなりえないものと考えています。

5.作者の意図や作品の価値を理解していないのでは
 わたしの誤読、理解不足は多分に含まれていると思います。御指摘いただければ幸いです。

6.他人の作品に点数をつけるのは失礼ではないか
 あるいは失礼にあたるのではないかと感じています。また、どのようなものであれ評価を形にする以上、その評価者としての自分の資質に疑問もあります。今後の課題と考えていますが、とりあえずはこの形で試行しています。

7.なぜこのような感想を書いているのか
 大変申し訳ないのですが、このような感想を書く主な理由はわたしの勉強のためです。皆さまの作品を読んで沸き起こった感動、あるいは不満を出来る限り明確にして、自身の作品に役立てたいというものです。

8.そのような感想をネットで公開することにどのような意味があるのか
 ご覧いただいた皆さまにとっては、あまり意味がないのかもしれません。作者さまに見ていただいても、さほど価値のある感想とも思えません。それでもこのような感想をネット上に置いておこうと思ったのは、この不完全な感想も、だれかとなにかを共有するための出発点になるのではないかとの淡い期待があるからです。そのような試行をさせていただいています。
 皆さまからの御意見、御感想をお待ちしています。

9.不愉快な感想があるのだが
 御指摘があれば、削除、修正等の対応をさせていただきます。理由を教えていただければ幸いです。

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わたなべりえ様作「遠くへいきたい」感想

タイトル:遠くへいきたい
作品リンク:http://eieio.jp/~loyrie/bookatoti/toku.htm
作者:わたなべ りえ
サイト:姫様御殿
サイトリンク:http://eieio.jp/~loyrie/index.htm

 15枚程度の短編。
 静かに積み重なる描写が素敵で、冬の情景が目に浮かぶよう。冷え切った空気は物語を灰色に染める。そんな中で、二人少女が求める海ばかりがやけに青く、空々しくすらある。挫折の中に再生への希望はあるのだろうか。物語の眼差しは温かく、そこには若い二人を応援する成熟した知性がある。
 最後の展開は冗長にも感じた。本文中でも繰り返された「遠くへいきたい」につながる部分ではあるが、どうだろうか。

お気に入り度:★★★★☆(4/5)

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皐月瑩華様作「ユメノオワリ」感想

タイトル:ユメノオワリ
作品リンク:http://eika.yu-nagi.com/ss/end.html
作者:皐月瑩華
サイト:Elegant Melody
サイトリンク:http://eika.yu-nagi.com/index.html

 片思いを綴った短編。
 以前感想を書いた「溺れる夢」に引き続き、「君を泳ぐ魚」に繋がる物語である。
 本作は単体でも違和感なく読めた。むしろ、読後にサイトを巡回していて、本作が「君を泳ぐ魚」の関連だと知って意外。二度楽しめたというところ。連綿と続く一方通行の想いが切ないというか、こうなってくると少し滑稽ですらある。ただ、本作で「終わり」が予感されているのが救いであり、未来に繋がる空気を感じた。さて、青春真っ直中の少年少女たちの恋に、どんな結末が待っているのだろうか。半ば野次馬根性だが、彼らの少し先が気になって仕方ない。続きはないのだろうか? 

関連タイトル:君を泳ぐ魚
作品リンク:http://eika.yu-nagi.com/ss/swim.html
関連タイトル:溺れる夢
作品リンク:http://eika.yu-nagi.com/ss/drown.html
 
お気に入り度:★★★★☆(4/5)
 ※ 3作を通してのお気に入り度になってます。

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和様作「卒業」感想

タイトル:卒業
作品リンク:http://nagomi.chagasi.com/s/ss/ss-4.html
作者:和
サイト:なごみのお茶屋さん
サイトリンク:http://nagomi.chagasi.com/

 原稿用紙14枚の短編。失恋の物語になるのだろうか。
 物語には、しっかりとドラマが盛り込まれており、読ませる力がある。ただ、少々淡泊にも感じる。前半にある語り手の独白が説明的なのがその一因だろうか。語り手の心情に共感するよりも早く物語が流れてしまった。彼女との蜜月と別れに、もう少し描写を裂いてみてはどうだったろうか。その方が、彼女の手をとって走り出す展開がより引き立つようにも思えるのだが。
 癖のない文章は読みやすいのだが、個人的には多少ゴツゴツと癖のあるくらいのほうが面白く感じる。 

お気に入り度:★★★☆☆(3/5)

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さだか様作「恋の賞味期限」感想

タイトル:恋の賞味期限
作品リンク:http://mugenre.web.fc2.com/syoumikigen.html
作者:さだか
サイト:ムジャンルの王国
サイトリンク:http://mugenre.web.fc2.com/index.html

 恋愛物の短い作品。
 別れた恋人が冷蔵庫に入れてあった食材という着想が個人的に好き。それだけで、この作品が好きになってしまった。語り手の葛藤やその克服にも共感でき、素直に応援をしたくなる。ただ、読後にこの作品ならではという印象が薄いのも事実。深い感動が残らないのは、物語があっさりと流れすぎているせいだろうか。少しもの足りなさを感じる。

お気に入り度:★★★☆☆(3/5)

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メイ様作「それだけ」感想

タイトル:それだけ
作品リンク:http://cabin.jp/unforgettable/novel/soredake.html
作者:メイ
サイト:CLOSE YOUR EYES
サイトリンク:http://cabin.jp/unforgettable/

 新撰組な短編。
 冒頭の掛け合いから雰囲気が出ていて、物語に対する感心を維持できた。筋は単純だが、短い物語であるから、さして不満はない。少女漫画チックというのは失礼なのだろうか。描写は少な目で透明。好みにもよるだろうが、すっと入ってくる文章は読みやすい。ただあまりにも簡単に飲み下せるため、後に残る余韻が少ないようにも感じる。

お気に入り度:★★★☆☆(3/5)

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AOS様作「最後の希望」感想

タイトル:最後の希望
作品リンク:http://www.tiara.cc/~bono/novel-s21.htm
作者:AOS
サイト:The forgotten place
サイトリンク:http://www.tiara.cc/~bono/index.htm

 6枚程度の短編とか。過激な表現有りとの注意つき。
 上手な作者様であり、この作者様の作品の中には、わたしの非常に好きな作品もある。ただ、本作は苦手だ。そのことについて「どうしてか」と問われても、いかにも幼稚な答えしか思いつかない。したがって、わたしがこの作品を苦手だとしても、それは嗜好の問題であって、本作の責任ではないのかも知れない。そう迷いながら、この感想を書いている。
 本作は喜劇なのだと思う。そしてこの手の題材でユーモアを表現するのであれば、作品に説得力をもたせる工夫が欲しいところである。特別なことでなくてもいい。例えば冷徹なリアリズムと鏡のように磨かれたテキストにおいてそれを実現した例もある。狂気と死と孤独を、しっかりと書ききって欲しい。本作の突き放した文体は結末の皮肉さを浮きださせてはいるが、それだけでは足りない。
 本作が出来の悪い作品だとは思わない。それでもやはり、わたしの好みではない。申し訳ない気もするが、わたしの「お気に入り」という基準では、星ひとつだ。他の方の感想も聞いてみたい作品である。
 なお、細かなことであるが、「やっとの思いで」の一語が全体の統一感を乱しているようで違和感を感じた。

お気に入り度:★☆☆☆☆(1/5)

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皐月瑩華様作「さよならの代わりに」

タイトル:さよならの代わりに
作品リンク:http://eika.yu-nagi.com/ss/bye.html
作者:皐月瑩華
サイト:Elegant Melody
サイトリンク:http://eika.yu-nagi.com/index.html

 ごく短い短編。若い恋が切なく綴られている。
 情景の切り抜き方に作者のセンスを感じる。時と場所の一致の原則が守られている一幕一場劇のようなものか。ただ、作品の長さからしてやむを得ないのだが、少しだけものたりなさを感じる。作者様は意図的にそうされたようにも思えるのだが、作品に厚みをもたせるはずの周辺の出来事が記号化されており、生々しさや迫力に欠けるのがその一因ではなかろうか。
 作中の“「  」”の意図は正直分からないが、妙に心惹かれる空間だ。その空白をじっとみつめて、一体何が書かれたのかと、楽しく思いに耽させてもらった。
 
お気に入り度:★★★☆☆(3/5)

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皐月瑩華様作「溺れる夢」感想

タイトル:溺れる夢
作品リンク:http://eika.yu-nagi.com/ss/drown.html
作者:皐月瑩華
サイト:Elegant Melody
サイトリンク:http://eika.yu-nagi.com/index.html

 息のつまる切ない片思いを綴った短編。
 一読して困惑するも、続けて「君を泳ぐ魚」を読むことで全体が把握できた。本作の物語は「君を泳ぐ魚」との対比の中に存在しているのだ。
 仕掛けは面白いが、単品で楽しめる内容でないのが残念。また、物語の結び方に不満が残る。恐らくは最後の描写が冗長すぎるのであろう。 

 (参考)
  タイトル:君を泳ぐ魚
  作品リンク:http://eika.yu-nagi.com/ss/swim.html
 
お気に入り度:★★☆☆☆(2/5)

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旋律様作「ひなたぼっこ」感想

タイトル:ひなたぼっこ
作品リンク:http://2.csx.jp/users/pylz/tannn2.html
作者:槙皇旋律
サイト:くろにくる・ろまん
サイトリンク:http://2.csx.jp/users/pylz/

 これもまた、原稿用紙2枚程度の非常に短い作品。
 この枚数で上手く落とされている話だと思う。その、落としどころが妙にはぐらされた感じで楽しい。短い短編だからこその味だろう。好きな作品だ。
 ただ、誤字などの形式的なアラが目立っており残念。
 
お気に入り度:★★★★☆(4/5)

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藍咲万寿様作「切り捨て挽歌」感想

タイトル:切り捨て挽歌
作品リンク:http://everyfortune.web.fc2.com/text/ss/30_kiri.html
作者:藍咲万寿
サイト:藍咲旅館
サイトリンク:http://everyfortune.web.fc2.com/

 原稿用紙5枚程度の短編。
 30分かからずに書かれたとか。短い作品とはいえ、着想から完成まで、それだけの時間で書くことができるのは凄いことだと思う。切り取られた瞬間にはそれなりの迫力がある。舞台には物語の予感が満ちている。しかしながら、登場人物に精彩がない。物語の筋を語るための存在に純化されているせいだろうか、まるで道化の芝居を見ているような空々しさがある。
 二人の対立は面白い題材だと思う。単純な構図ながら考えさせられるものがあった。

お気に入り度:★★☆☆☆(2/5)

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旋律様作「あれにするわ」感想

タイトル:あれにするわ
作品リンク:http://2.csx.jp/users/pylz/tannn1.html
作者:槙皇旋律
サイト:くろにくる・ろまん
サイトリンク:http://2.csx.jp/users/pylz/

 原稿用紙2枚程度の非常に短い作品。
 旋律さまの作品にはなにかがある。確かな迫力を感じるなにか。一読して目の前に広がるその独特の世界には魅了されずにはいられない。
 語り手の欲と愚かさと耽美に濁った独白は、荒々しく、不作法で、活力に満ちている。その生命力が物語を脈動させる。物語は昏黒の際で滑稽味を帯びている。
 最後の一行に、突然のエピファニーがある。あるいは冷徹なシニカルなのかもしれないが。
 
お気に入り度:★★★★★(5/5)

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中原まなみ様作「しょこら」感想

タイトル:しょこら
作品リンク:http://manami.itigo.jp/novel/route/chocolate.htm
作者:中原まなみ
サイト:ふぁんたじ~ぽけっと
サイトリンク:http://manami.itigo.jp/

 短編。原稿用紙10枚程度とか。
 中原様の作品はテンポがいい。軽妙な会話のやりとりは楽しく、また、語り手の叙述と自由間接話法による心理描写とを混在させる手法によって、地の文の介在によっても、作品全体の速度が損なわれることがない。それどころか、かえって全体の調子を支えるアクセントとなっている感すらある。ただし、その緩まぬ速度故に、少々読みにくさを感じることがあるのは、わたしが年寄りなせいであろうか。観念的な記述に終始して恐縮ではあるが、「速さ」と「軽さ」は小説の要素として重要なものである。だが、そうでないこともまた、当然に重要な要素であると思うのだ。
 物語は可愛らしく、ほのぼのとしている。  

お気に入り度:★★☆☆☆(2/5)

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自作「小さなアリ大きなわたし」感想? 

タイトル:小さなアリ大きなわたし 
作品リンク:http://homepage3.nifty.com/oresamas_room/html/short/antandi.htm
作者:うひょ
サイト:UN ART-FICIAL STORIES  アイノナイ ワケジャナイ モノガタリタチ
サイトリンク:http://homepage3.nifty.com/oresamas_room/

 短編。原稿用紙12枚程度。
 臆面もなく自分の作品を持ち出したのは、「人の作品に難癖ばかりつけやがって。じゃあ、お前の書いたもんはどうなんだよ」との声が聞こえたのが理由(被害妄想)。茶番をご容赦願いたい。
 全体的に単調である。物語に起伏をつけるはずの「わたし」の「目線の変化」に活力がない。また、物語の主要な部分が登場人物の「語り」に強く依存しており、展開を平坦なものにしている。文体は説明に依りがちで、十分に感触を伝えているか疑問。工夫の余地があるだろう。
 全面的な改稿が望まれる。

お気に入り度:★★☆☆☆(2/5)

(注)
 掲載直後は「★★★☆☆(3/5)」程度の感触だったが、時間がたつにつれ不満点が目立ってきた。今後ますます不満は募るであろう。まあ、この傾向は自作のどの作品についても当てはまる。悪いくせではあるが、我慢の限界に達したときに改稿することになるだろう。

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ねこK・T様作「風に重ねる日」感想

タイトル:風に重ねる日
作品リンク:http://transparent.raindrop.jp/100title/valentines-day.html
作者:ねこK・T
サイト:TRANSPARENT HEART
サイトリンク:http://transparent.raindrop.jp/index.html

 短編。原稿用紙7枚程度とか。
 ねこK・T様は、透明感のある描写に魅力のある方だが、本作品もその魅力がいかんなく発揮されている。なにげない出来事に詩情を与える筆致に感心。ただ、その描写が少々重い感じがする。文章に誘われて、まさに飛躍しようとする読者の心を、同時にその文章が繋ぎ止めてしまう。描写の「重さ」は、それ自体がひとつの要素であり長所ではあるが、同様に「軽さ」ということもまた無視できない要素である。
 もっとも、作品を評して「軽さ」なんてことをいいだす人間はそう多くなく、それにこだわること自体がわたしの勘違いなのかもしれない。

お気に入り度:★★★☆☆(3/5)

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ねこK・T様作「二人の船乗りの話」感想

タイトル:二人の船乗りの話
作品リンク:http://transparent.raindrop.jp/100title/ship.html
作者:ねこK・T
サイト:TRANSPARENT HEART
サイトリンク:http://transparent.raindrop.jp/index.html

 短編。原稿用紙4枚程度とか。
 なんとも、やるせないお話し。とりとめないことを思い出しながら、「ああ、こういことなのかもなあ」などと感慨に耽ってしまう。それは思いがけずも鋭い小骨であったようで、飲み込んだあとに、時に触れチクチクと痛む。
 本作のメッセージ性に不満はないのだが、一方で、その構造にはある種のもどかしさを感じる。
 フィクションが一個の独立した世界であり、自己充足したものであるためには、読者がそのテキストを読みすすめるときに、「自分はいま、だれかが書いたものを読んでいる」のだと意識させず、小説自体に備わる内的必然性にしたがって、目の前でどんどん物語(テキスト)が自己増殖していくように錯覚させる必要がある。しかしながら、本作ではその試みが放棄されているように思えるのだ。もちろん、方法論としては、本作のような書き方は十分にあり得るのであるが、果たしてこれが最善であったろうか。
 本作において、作者の意図したテーマは明確である。物語は舞台を整えるための装置でしかなく、しかるべき状況がそろった時点で、作者がテーマそのものを読者に提示する。その提示の仕方は簡潔で力強いだけに、有無を言わせぬ迫力がある。あるいはそのことが本作の印象を深めているのだろうか。
 わたし自身、明確な答えを持たないだけに、悩ましい。

お気に入り度:★★★★☆(4/5)

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雪星聖夜様作「からっぽな空」感想

タイトル:からっぽな空
作品リンク:http://www.realintegrity.net/~yukibosi/novel/sora.html
作者:雪星聖夜
サイト:白銀の聖夜
サイトリンク:http://www.realintegrity.net/~yukibosi/index.html

 原稿用紙10枚ほどの短編。
 雰囲気のある描写がちりばめられていて、ぐっと迫ってこようとする気迫はあるのだけれども、なぜだか少し遠い感じ。二人の関係の上辺だけをなぞっている気になるのだ。とはいえその原因を明確に言語化することは困難である。背景が見えそうで見えないこと。状況以上のものが描ききれていないこと。あえていえば、そういうことなのだろうか。
 大人なムードの作品を書かれる作者様をあまり知らないだけに、この作者様が他にどのような作品を書かれているのか興味深い。

お気に入り度:★★☆☆☆(2/5)

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流雲もこ雪作「手紙」感想

タイトル:手紙
作品リンク:http://nanantunokonizinoko.web.fc2.com/tegami.html
作者:流雲もこ雪
サイト:七つのこ虹のこ
サイトリンク:http://nanantunokonizinoko.web.fc2.com/

 原稿用紙12枚の短編。
 とても楽しく拝読した。
 ある作品を好きになるときというのは、なぜだかとても単純なもので、たったひとつのフレーズに心をしっかりと掴まれることがある。本作では、「真実はどこだろう。本かな」という独白を読んだ瞬間に、間違いのない好感を抱いた。その短い中に、思考の気ままさがうまく表現されていて、この語り手の一見奇異な行動に、確かなリズムを与えているよう。あくまで明るく、ユーモアのある筆致も好みである。
 気に入った作品であったので、欲張って注文をつけてみるが、語り手の思考がところどころで賢く語りすぎているように思えた。例えば、「日々繰り返す日常を、どこか違った風に変えたい」と気づくあたりなどは、少々説明が丁寧すぎはしないだろうか。このことは、他の描写によって十分に感じさせることができるはず。この作品の全体の基調は、奥底になにがあるかは別として、もっと軽く気ままであって欲しいのだ。描かれた軽いものと描かれない重いもの。その対比が明確になればなるほど、本作の印象は深いものになるだろう。
 
お気に入り度:★★★★☆(4/5)

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梅原様作「こんにちは、世界」感想

タイトル:こんにちは、世界
作品リンク:http://www5.pf-x.net/~gd-street/novels/08.html
作者:梅原タロ
サイト:GREEN DOLPHIN STREET
サイトリンク:http://www5.pf-x.net/~gd-street/index.html

 短編。梅原様の作品は2度目。
 リズム感が好きだ。
 恐らくは、推敲を重ねられた作品ではない。もっとも、そんなことは作品の出来とは関係のない問題で、一瞬のひらめきが湧き出る音楽のように生み出した作品には、独自の瑞々しさがある。
 畳のささくれから、次第に目線をあげてくのも好み。まあ、それ自体は珍しい着眼点ではないが、行きつ戻りつする様子にユーモアがあっていい。ただ、少々狙いすぎと感じるのは、読み方が不純なのか。
 カーテンを開けようは、個人的にニヤリとした。

お気に入り度:★★★★☆(4/5)

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唐沢巽様作「いつか臨む八月の青」感想

タイトル:いつか臨む八月の青
作品リンク:http://www.h2.dion.ne.jp/~singing/tr6.html
作者:唐沢巽
サイト:Sing of Garden
サイトリンク:http://www.h2.dion.ne.jp/~singing/index.html

 短編の恋愛小説。
 非常に面白く読めた。恋心を胸に秘めたなんとも微妙な関係が透き通るように描写されている。登場人物は男女2名。場面は放課後の教室の1か所だけ。単純な構成だが、物語に自然な動きがあって飽きさせない。恋愛ものとしては予定調和な感覚もあるが、思春期の恋の不安定さが上手くアクセントになっている。見事な出来だと感心。ただ、欲をいえば、少々優等生過ぎる感もあって、類似した無数の作品群から頭を突き出しきれていないようにも思える。
 グランドの土の匂いが懐かしくなった。

お気に入り度:★★★★☆(4/5)

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斗織様作「魔女は子供の魂がお好き」感想

タイトル:魔女は子供の魂がお好き
作品リンク:http://www.geocities.jp/conceal_6/novel/s_12.html
作者:斗織
サイト:ジフェニル
サイトリンク:http://www.geocities.jp/conceal_6/diphenyl.html

 斗織様の作品に感想を書くのは三度目である。
 最後に大きな文字でタイトルが出てくるのは、安直な仕掛けとは思いつつ、意外とインパクトがあって楽しかった。純粋な小説作品としては許容しがたい手法なのかもしれないが、楽しければ割合なんでも許せるほうなので、これもまた可、なのである。
 王道ながら、テンポのいい展開は最後まで興味を惹きつけてくれた。ただ、オチに至る因果がうまく理解できない。なぜ小鳥が死ぬこととケイトの死ぬことに関連があるのだろう。一方で、なぜケイトの犬は死んだのにも関わらず語り手の少女は無事だったのか。読み込み不足なのかもしれないが、この辺りをもっとすっきりと説明してくれたなら、ずいぶんと評価が違っていたと思う。惜しい。
 少女の幼い口調を意識したのか、読みにくさを感じる長文があった。

お気に入り度:★★☆☆☆(2/5)

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ねこK・T様作「舌先で溶けてなお甘く」拝読

タイトル:舌先で溶けてなお甘く
作品リンク:http://transparent.raindrop.jp/100title/cookie.html
作者:ねこK・T
サイト:TRANSPARENT HEART
サイトリンク:http://transparent.raindrop.jp/index.html

 ねこK・T様は、透明感のある文体が印象的な作者様。心の黒い者が読んでいいものかどうかと、いつも迷いながら拝読する。
 本作のストーリーは、失礼を承知でいえば、ありがち。とはいえ、主人公一人だけで物語が完結しているのは、案外新鮮であった。描写は柔らかさを感じる。丁寧に語られているため、主人公への感情移入も自然とできた。ただし、深いところまで共感できたかはわからない。微妙な距離感を感じるのは、あるいは読者の側(わたし)の問題かも知れない。
 小説として不満のある作品ではないが、無数に存在する類似の作品の中に埋もれてしまわない保証はない。作者の手慣れた感じに、もっと挑戦的な作品を期待したくなる。

お気に入り度:★★★☆☆(3/5)

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久元様作「魂さすらいの花」感想

タイトル:魂さすらいの花
作品リンク:http://seventhreads.zashiki.com/ToST/tamasasurai/tamasasurai1.html
作者:久元
サイト:七糸譚
サイトリンク:http://seventhreads.zashiki.com/index.html

 原稿用紙100枚程度の作品。
 これは面白い。そう素直に思えるファンタジーを久しぶりに読んだ気がする。
 特に気に入ったのは、土の匂いがするような、どこか懐かしい世界観。一癖ある登場人物も作品の世界にうまく馴染んでいる。ただ、登場人物の演出に関しては、少々詰め込みすぎてはなかろうか。どことなく浮いた印象のセリフや立ち回りがあるようにも思えた。
 ストーリーに驚きや奇抜さはないが、奇麗にまとまっていて不満はない。王道の物語をしっかりと描いてくれた感じで、安心感すらある。シリアスな展開の中に、軽さとユーモアが混じるのも好み。作品世界とそこで繰り広げられた物語を存分に堪能できた。
 後でじっくり読み直したい作品。

お気に入り度:★★★★☆(4/5)

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uko様作「柿狩りへ」感想

タイトル:柿狩りへ
作品リンク:http://www.geocities.jp/uko_cotton/novels/title/t9.html
作者:uko
サイト:cotton
サイトリンク:http://www.geocities.jp/uko_cotton/index.html

 コメディな短編。
 オチは意外なところからやってきた。少々意外すぎて、おや?という気持ちだけが残る。見方によっては、なかなか皮肉で洒落たオチなのかもしれないが、やはり全体の流れにしっくりこない感じ。その辺りも含めて、すべては作者様の手のひらで踊らされているというのであれば、それはそれで楽しい経験なのだが。
 全編にちりばめられている細かなネタは風化しやすく、時間がたてば分からなくなるだろうものばかりだ。軽く、即興的な楽しさを形にするのも悪くないが、より普遍的な笑いを追求した方が作品に深みが出たと思う。

お気に入り度:★★☆☆☆(2/5)

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斗織様作「モノクロ」感想

タイトル:モノクロ
作品リンク:http://www.geocities.jp/conceal_6/novel/s_10.html
作者:斗織
サイト:ジフェニル
サイトリンク:http://www.geocities.jp/conceal_6/diphenyl.html

「南さんの逆襲(助けるんじゃなかった)」を読んで、他の作品も読んでみたいと感じていた、斗織様の作品。
 非常に短い短編。
 オチの発想がこの作品のすべてであり、それだけしかないともいえる。全体が十分に練られている感じがしない。精神の病んだキャラクターとして、語り手はありきたりの造形でしかなく、そこに特筆すべき魅力はない。オチへの過程も起伏がなく、淡泊。作品の基調にあるのはユーモアであり、そのセンスには好感がもてる。自分にないものだけに羨ましい部分である。どんどんと磨いて、楽しい作品を作って欲しい。
 本作では、発想を作品にまで昇華できていない感じがして惜しい。
 
お気に入り度:★★☆☆☆(2/5)

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蒼波菜月様作「愛を操るお人形」感想

タイトル:愛を操るお人形
作者:蒼波菜月
サイト:Creato Croce
サイトリンク:http://space.geocities.jp/creatocroce/

 テーマのとらえ方が直截的すぎて、なぜだが逆に醒めてしまう。感情移入ができない。
 体裁は、短いながら良くできているとは感じる。しかしながら、作者様自らあとがきの中で「安っぽい話」といわれていることを、わたしとしても首肯するしかない。そもそも小説のテーマなど、もはやどれも使い古されているのだから、ありきたりの話を面白く見せることにこそ工夫が必要。アンドロイドの存在が、ひとつのスパイスとなっているが、その用いられ方自体がありきたりな印象であり、工夫が足りないと思える。とはいえ、言うは易し。その工夫が難しいところなのだが。

お気に入り度:★★☆☆☆(2/5)

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K.S様作「神様派遣します」感想

タイトル:神様派遣します
作品リンク:http://www.geocities.jp/ksdenmoutown/novel5_009.htm
作者:K.S
サイト:電網町一丁目商店街
サイトリンク:http://www.geocities.jp/ksdenmoutown/homepage_001.htm

 K.S様の小説の語り口は独特で小説作品としては少々野暮ったい感がある。その一方で、どこかで馴染みのある語り口だと思っていたのだが、なるほど落語のそれに似ていると、この作品を読んで気がついた。
「死神」は有名な落語だが、そのサゲのバリエーションは豊富だ。シビアな結末もある中、一体この作品はどのパターンでサゲるのかと興味が維持できた。途中で医者の選択を断るのも、面白いクスグリである。
 元ネタをあまりにも忠実になぞりすぎている感じがあり、もうひと工夫欲しい気もする。また、やはり野暮ったい語り口と、少々読みにくさのある文章には改善の余地があるだろう。   

お気に入り度:★★☆☆☆(2/5)

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藍咲万寿様作「ココア」感想

タイトル:ココア
作品リンク:http://everyfortune.web.fc2.com/text/ss/cocoa.html
作者:藍咲万寿
サイト:藍咲旅館
サイトリンク:http://everyfortune.web.fc2.com/

 心温まる短編。
 短い文章の持つリズム感は好みなのだが、段落間の行空けがあまり好きではない。ネット上の小説にはつきものの表現方法だけに、こちら(読み手)が慣れるのがいいのだろう。
 原稿用紙6枚程度の作品とのこと。この分量で作品を構築するのは難しいと思うのだが、本作品もそうした困難を乗り切れていない感じがある。印象としては、物語のプロットだけを見せられている感じだ。嫌味のない王道のストーリーだが、それだけに見せ方が問われるところ。書き慣れている感のある作者様であるから、無論その辺りは承知の上での作品とは思われる。物語は十分に伝わる。

お気に入り度:★★☆☆☆(2/5)

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中原まなみ様作「指先の宇宙」感想

タイトル:指先の宇宙
作品リンク:http://manami.itigo.jp/novel/tanpen/yubisaki.htm
作者:中原まなみ
サイト:ふぁんたじ~ぽけっと
サイトリンク:http://manami.itigo.jp/

 中原まなみ様は、上手に作品を書かれる。そつがない、といっては失礼だろうか。ずいぶんと以前から作品を拝読しているが、日々スキルアップをされているようで、羨ましさを覚える。
 本作も、実に上手である。登場人物の造形は中原様の作品で度々見かける定番だが、別にそれが不満というわけではなく、むしろ安心感を覚える。また本作では、物語の本筋と、それに花を添えている、作者様曰く「でっちあげ理論」とが、ほんわかと調和していて、独自の面白さをかもし出している。
 恋愛話として、見事にまとまってはいるのだが、深く心に残る作品ではない。どちらかといえばさらりとした習作の印象。わたしが本作の魅力と感じた、「でっちあげ理論」な宇宙観に、作品世界の要素としてより完成されたものを感じられたなら、作品の印象は大きく変わっていただろう。人の心、存在、その繋がりにあらたな視点を加え、既存の概念から抜け出るような世界観を示して欲しかった。ただそうなると、あるいはSFのジャンルに入り込んでいくのかも知れず、作者様の望むところとは違うようにも思える。
 本作は、2時間程度の短い時間で書かれたとのこと。その時間で、これだけのものを書けるのは、やはり羨ましい。

お気に入り度:★★★☆☆(3/5)

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斗織様作「南さんの逆襲(助けるんじゃなかった)」感想

タイトル:南さんの逆襲(助けるんじゃなかった)
作品リンク:http://www.geocities.jp/conceal_6/novel/s_11_1.html
作者:斗織
サイト:ジフェニル
サイトリンク:http://www.geocities.jp/conceal_6/diphenyl.html

 コメディタッチの短編。
 文字の配色や配置が楽しくて見やすい。こうした表現もありかな、と思わせてくれる。
 読みやすく乱れのない文体と、コメディ作品特有のリズム感の良さから、不満なく最後まで読める。ただ、読後感は微妙。オチもそれなりに楽しいのだが、主人公の南ちゃんの化粧の意味が理解できない。同級生をブタとして扱う正当性も理解できない。暴力の突飛さも理解できない。ただし、作者が楽しんで書いているのが伝わるため、それらに決定的な不快感はなく、むしろ楽しみを共有できた感じがするのが救い。細かいこと気にせず、勢いで楽しむ作品なのだろうか。良くも悪くもネットでの小説である。
 作者の他の作品も読んでみたいと思えた。
 
お気に入り度:★★★☆☆(3/5)

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梅原様「ボレロ」感想

タイトル:ボレロ
作品リンク:http://www5.pf-x.net/~gd-street/novels/07.html
作者:梅原タロ
サイト:GREEN DOLPHIN STREET
サイトリンク:http://www5.pf-x.net/~gd-street/index.html

 ボレロは好きな曲だ。この作品も、多重に少しずつ変容していく世界が楽しい。
 読みながら、最後の一文でクスリとしてしまったのはなぜだろうか。その辺りを子細に考えてみても有意義な時間を過ごせそうだが、それは後の楽しみとしたい。
 この作品、素直に面白い作品だと思うのだが、一方で、純粋な小説作品として評価するのは困難だとも思う。詩と小説の差異を説明することがわたしの手に余ることを認めた上で、あえていわせていただけば、この作品は詩なのだと思う。因果や歴史を刻むのではなく、瞬間を切り取っているからだ。映像ではなく、写真の面白さ。通常であれば見逃してしまう瞬間、思考に、鋭くメスを入れている。その鮮やかな断面が、梅原様の作品であり、魅力なのだろうか。
 そんなことはともかく。わたしが、この作品をとても気に入ったことを伝えたい。きっと明日にも、もう一度読み返したくなるだろう。
 次はボレロを聞きながら拝読させていただこうと思う。

お気に入り度:★★★★★(5/5)

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